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2007年 01月 08日
スノーモトのスゴイとこ
スノースクートと同じ雪上自転車としてスノーモトがあります。アレは良いです。スノースクートについてイロイロ考えていると、ふとスノーモトの事を思い出したりして、一緒に考えたりします。すると、イロイロ気が付くんです。
最近、新聞配達しながら考える事が多いのですが、スノーモトってスゴイなと思ったり。そんなのを紹介。と思ったら「スノースクートとスノーモト」の内容と被るじゃん。と思ったり。でも、改めて。じゃん!
- 走りがスゴイ。
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スノーモトの特徴の1つ「ボード」ですが、細長くて向きを変えるだけのフロント・リアが共通です。
そして、その同じ形状を活かすフレームへの取り付け方式。全てのモデルではないですが、フロント・リア共にボードの固定方法が同じです。
同じ形状と同じ固定方法であれば同じ性質・同じ動き・同じ役目を担わせられます。前後対象でとてもバランスが良いのです。
問題は同じ力を与えられるかです。ソコはライダーの意識と技量ですね。
でも、スゴイのには違いがありません。スゴク走ります。スキーの様にビュンビュン走ります。雪面抵抗が小さく、更にライダーの動きをより推進力に変え易いんです。
先日述べた事が理由なのですが、ボード性質が前後対称なので内側の特性が同じですし、適度に柔軟であるので、フロント・リアの一体感が生まれ、抵抗が小なくなります。
そして、ボード形状が細長く捻じれ(トーション)に強い、フレームとの固定が小さくしっかりとしているので、ボード制御と柔軟性を両立しています。だから、ライダーの力を有効に使えるのです。
捻じれに関しては「物差し」と「下敷き」とを比べると解り易いでしょう。勿論、「物差し」がスノーモトで「下敷き」がスノースクート。
- バランスがスゴイ。
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前述の通り前後のバランスがスゴイんです。均等なのです。
ヤジロベエならちゃんとバランスが捕れ真ん中の脚で自立している事です。コレがスノーモトであれば、スノースクートは左右の重さが異なり自立出来ない。錘を追加するか、手で押さえてあげるか。
バランスが取れていれば、バランスの取れている場所に乗れば良い。重いライダーも軽いライダーも関係ない。場所は同じ。
バランスが悪い場合はライダーが補正(錘追加or手押さえ)しなければならない。ライダーの重さが変われば場所も変わる(てこの原理?)。
前後ならずとも左右もスゴイ。
スノーモトのエッジ(バランスの中心)は両足の内側にある。だからバランスは両足で捕れる。両足で踏める。2つの要素で荷重コントロールが出来るのです。
スノースクートのエッジは両足の外側にある。だから、両足も片足も一緒。1つの要素でしか荷重コントロールしか出来ないのです。でも、ストラップを利用すれば若干補えます。
以前DIRTSCOOTのネタでバランスの関係図を描いた事があるので参考にしてください。スノーモトはDIRTSCOOT的。
こんな感じで、スゴイスゴイとは言っても、スゴイだけじゃない。スゴイとこがあればスゴクないとこもあるのですよ。そもそもスゴイってのが変?スンマセン。
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2007年 01月 06日
理論派、はぁ? 感覚派、っは?
某所では何人かの友人から紹介文内で書かれたり、それを読まれたり、理屈タラタラなこのブログの内容を読んだりで、僕を「理論派」であると思われている方が沢山いらっしゃるようですね。
いやぁ~、僕的にはこれ以上はいないだろうくらいな「感覚派」ライダーだと思っているんですがねぇ~。
昔はコレってどうやるの?とか聞かれ、ハンドルをグッと切ってビョーンとか飛んでギューンとか踏むんだよとかフィーリングでしか説明が出来なかった僕ですから…。
実は今でも滑っている時はピョーンとかチョイーンとか思いながら、密かに口に出して言っちゃったりしながらニヤニヤ滑る事があるのは恥ずかしいから内緒です。
実際に僕がボード開発の中で、製造メーカーの技術者に要望やレポートは感覚でしか伝えません。そして、そうして試作されたボードについては何1つ聞きません。何も知らないままテストし、全ては僕の感覚のみで特性評価し、製品化され、皆さんに伝えています。
僕は感覚を何よりも大切にしています。自分がライディングで得た感覚は紛れもない真実です。カタログにどう書いていようと、人が何を言っていようと糞食らえ(ウソ)。自分が得た感覚は何よりも真実なんです。
自分の感覚を信用できず周りの評価に流されていては何も得られません。自分を信じて周りも受け入れ、そこにある差が何なのかを見極められた時に新たな発見や進展が生まれると思っています。
ココまで書いておいて、以前のエントリを振り返ってみると「実現と証明と確信」で「独自の理論を持ちます。」とか書いちゃってますね。あれぇ?
確かに理論を持ち、述べています。それは僕が得たイロイロな感覚の辻褄があっている事を証明し、多くのライダーに受け入れて欲しいからなんです。その感覚を感じて共感して欲しいからなんです。僕は伝える為に論じ続けます。
だから、全ては、先ず自分の感覚で得た事であり実践している事です。それが出来ない事は主張しません。口だけは大嫌いです。
感覚を得る事は楽しいですよ。僕にとっては最高に楽しい事の1つです。皆さんも是非その楽しみを味わってみませんか?
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2006年 12月 08日
自由ではいけないモノ
それはスノースクートのボード。
今までの流れとして多くの人の認識として、ボードアタッチメントはボードの性能を発揮する為に邪魔をしないで自由に動くと良い、またはその様に考え、改良されてきた。
コレまで僕は何度も言ってきたが、改めて言う。
「ボードを自由にするのではない。自由にさせてはいけない。制御するのだ。制御するからこそ、性能を引き出せる。」
これは僕の今までの経験からくる確信であり、求め続けている事。この事を理解・賛同し同じく求める作り手が現れる事を切に願う。
Posted at 21:20 in /snowscoot | Permalink | WriteBacks (2) Edit
2006年 04月 17日
図解!ちっく違い #1
以前、セッティングによって、スノースクートはスキーちっくとスノーボードちっくになると述べましたが、その先を述べる前に理解を深めてもらった方が良さげなので。その図解です。
一度じゃ無理ですし、何か他の事も思い付くかもしれない(考えがまとまっていないとも言う)ので、数回に分けます。
タイプ1は「スキーちっく」です。Fボード後側とRボード前側のブッシュが硬いパターンです。前後に対して中央部が固定力が高く、ライダーからの力はそこ1点をメインとしてボードへ伝わります。
タイプ2は「スノーボードちっく」です。Fボード前側とRボード後側のブッシュが硬いパターンです。前後に対して中央部が固定力が弱く、ライダーからの力はその前後2点をメインとしてボードへ伝わります。
Posted at 16:31 in /snowscoot | Permalink | WriteBacks (0) Edit
2006年 04月 13日
ボード特性 一目瞭然
説明を聴いても、読んでも「よく解りません!」って事ありますよね。でも、図やグラフにすると、それだけで「解っちゃった!」。って事もありますよね。
僕が言ってるイロイロはワリとそんな事ばっかり。だから、グラフにしてみました。
コレはボードとフレームを、ボルト部分の8箇所で固定した、一般的な位置での固定の図。それで、ボードがどれだけ固定されちゃっているかを表したグラフ。で、それらを重ねてみました。解りやすいですね。
でも、ホントは要素がイッパイあって複雑です。矛盾もあります。だから、イメージと思ってくださいな。それで十分です。
解説はまだしません。とりあえずはコレ見てイロイロ考えてみてください。今後もなるべく図解していきますよ。
Posted at 20:12 in /snowscoot | Permalink | WriteBacks (0) Edit
2006年 03月 21日
ビビったら
力を抜け。ノーズを下げろ。
スノースクート滑っていてビビった経験のない人は、そういないと思います。止まれない。スピード出ちゃった。初めてパウダー入った。不整地入った。ナドナド。僕も経験済み。過去ビビってた。
ビビると、体は緊張して硬直。で、足は踏ん張る。ハンドル引っ張る。これ、大体のパターン。だから、ビビったら力を抜け。ノーズを下げろ。
只々、力を抜くのではありません。只々、ノーズを下げるのではありません。(某友人にコブでは力を抜けと言ったら、「抜く」事だけ忠実にして、潰され弾かれ喰らってました。それはそれでスゴイです。)
それは、力を抜く・ノーズを下げるコントロールをしましょう。と言うことです。更に言うと意識しましょう。と言うことです。コントロールは意識しないと出来ません。訓練された無意識はある意味、意識です。
重力による力の流れに逆らってはコントロールは出来ません。
Posted at 23:57 in /snowscoot /technic | Permalink | WriteBacks (0) Edit
2006年 03月 14日
新コブ感
新コブ技術で凸主導・凹主導と言ってますが解り難いですよね。
その辺の感覚の補足をば。
平地を歩く・走る
交互に足を付いて進みます。その動きの中には地面に足が片方、または両方とも付いていない不安定な間がありますよね。実際には不安定とは感じていないと思います。
コレは自分で動きを予測してバランスをとっているからです。そして、足を付いている安定している間に動きやバランスを補正し、自分の思うようにコントロールしているからです。この補正する間がないとドンドンバランスが崩れ転びます。しかし、単純な対応なので転ぶ人はいないでしょう。
凸凹を見て歩く・走る
地面が平らでなく凸凹だとコントロールが難しくなります。それは平らの場合の一定ではなく、凸凹に合わせた不規則な補正になるからです。その凸凹を目で確認できれば、それで予測対応しスムーズな動きが可能です。規則正しい凸凹であれば、それに合わせて同じ高さに足を付き平地とほぼ変わらない動きも出来ます。
凸凹を見ないで歩く・走る
しかし、目で確認できない場合は予測対応が出来ない為、次の足が付くまで転ばないようにバランスを補正し続け、また付いた足はその瞬間で感覚を得て、それに対して補正します。その繰り返しです。だから、対応が複雑でスムーズには動くのは難しくなります。
見ても間違っちゃった
目で確認できる場合でも、その予測が立てられない・予測の誤りが起きる場合もあります。この場合は足を付いてからの感覚から補正をする能力に掛かります。能力が足らなければ転びます。この様にならない為には経験を積むしかありません。
これらを踏まえて
前降りは長くなりましたが、これからコブの感覚です。
Posted at 17:25 in /snowscoot /technic | Permalink | WriteBacks (0) Edit
2006年 03月 07日
新コブ技術
緒言
今シーズンは滑走日数が少なくならざるをえない。故に取り早く上手くなりたいので、修行系でスノースクート脳をフルに使っております。一昨日は一人でコブ修行でした。そしたら、今までと違ったコブの滑りが生まれました。新コブ技術誕生!誕生おめでとう。
もしかしたら、既にコブの人やら別の人が、こんな風に滑っているのかもしれない。でも、僕の中で誕生という事で。
ECOライディング思想し始めた頃から、どんな状態でもバランスを保ち続け、如何にボード接地(雪?)続けられるかを追求してきた。意図的なジャンプは別よ。意思に反して弾かれない様にって事。イツでもドコでもコントロール出来る為に。コントロール不能0運動実施中です!
今までは凹
コブでも例外ではなかったんですよ。弾かれ浮かないように、可能な限り凸凹に追従させ有効エッジを減らさない様にとしてきました。勿論ECOで、無駄な力は使わず最小限で。
って事で、これまでは基本の体の位置やフォームはコブの底に合わせて、凹で有効エッジを減らさない様に、凸では弾かれない様に意識してきました。
これからは
つまり凹主導で滑っていました。今回、生まれたのは凸主導の技術です。
凸とは
Posted at 16:44 in /snowscoot /technic | Permalink | WriteBacks (4) Edit
2006年 02月 28日
滑り台はどう上ろうか?
このエントリは只今編集中です。しばらくお待ちください。
凸凹を滑り台に例えてみましたが滑り降りるには上らなきゃいけない。
速く滑るにはバニーホップがあるでよとか言っちゃってますが、タダのバニーホッでは疲れちゃう。疲れちゃったら速く滑り続けられない。エコでないよ。
Posted at 23:56 in /snowscoot | Permalink | WriteBacks (0) Edit
2006年 02月 22日
ボードアタッチメントの役割・機能と理念
ボードアタッチメント(以下BA)とは、スノースクートのフレームとボードを繋ぐパーツ群の事です。
多くの人が各自の理念に基づき試行錯誤されオリジナルBAを創り出してきました。それはメーカーが作るノーマル仕様では不満がある事と、最もオリジナルで創る事が容易なモノである事が要因かと思います。
本来の役割
元々は下記のような役割を担っていました。
- フレーム精度誤差を吸収
- ボードの面だしセッティング
フランク先生はそう言っていました。
更に求められた機能
次第にライダーの意識の高まりと性能追求の為に、多くの機能を求められてきました。
- 消耗しない
- 面だしセッティングの再現性の高さ
- ライダーへの衝撃・振動吸収
- ボードへの衝撃・振動吸収
- ボードの前後軸回転方向の動きを妨げない
- ボードの左右軸回転方向の動きを妨げない
- ボード上下動の動きの違いによるセッティング
- フレームの磨耗を抑える
- ボードの簡易脱着
などなど。僕が今まで聞いてきた事をピックアップしました。決して全てを知っている訳ではないので、他にもコレってモノがあれば教えてください。
僕の求める機能と理念
僕も長年スノースクートに乗ってきて経験・試行錯誤してきたので、僕なりにBAはこう在るべきと言う理念があります。
Posted at 12:25 in /snowscoot | Permalink | WriteBacks (4) Edit