2006年 03月 14日
新コブ感
新コブ技術で凸主導・凹主導と言ってますが解り難いですよね。
その辺の感覚の補足をば。
平地を歩く・走る
交互に足を付いて進みます。その動きの中には地面に足が片方、または両方とも付いていない不安定な間がありますよね。実際には不安定とは感じていないと思います。
コレは自分で動きを予測してバランスをとっているからです。そして、足を付いている安定している間に動きやバランスを補正し、自分の思うようにコントロールしているからです。この補正する間がないとドンドンバランスが崩れ転びます。しかし、単純な対応なので転ぶ人はいないでしょう。
凸凹を見て歩く・走る
地面が平らでなく凸凹だとコントロールが難しくなります。それは平らの場合の一定ではなく、凸凹に合わせた不規則な補正になるからです。その凸凹を目で確認できれば、それで予測対応しスムーズな動きが可能です。規則正しい凸凹であれば、それに合わせて同じ高さに足を付き平地とほぼ変わらない動きも出来ます。
凸凹を見ないで歩く・走る
しかし、目で確認できない場合は予測対応が出来ない為、次の足が付くまで転ばないようにバランスを補正し続け、また付いた足はその瞬間で感覚を得て、それに対して補正します。その繰り返しです。だから、対応が複雑でスムーズには動くのは難しくなります。
見ても間違っちゃった
目で確認できる場合でも、その予測が立てられない・予測の誤りが起きる場合もあります。この場合は足を付いてからの感覚から補正をする能力に掛かります。能力が足らなければ転びます。この様にならない為には経験を積むしかありません。
これらを踏まえて
前降りは長くなりましたが、これからコブの感覚です。
凸主導・凹主導の感覚の違い
歩く・走るで言うドコに足を付くかという違いです。ドコでバランスを補正し、ドコで予測対応をするかという違いです。 凸主導はコブの中腹に足を付いて歩き・走り、凹主導はコブの底に付いて歩き・走ります。
歩き・走りとは違い、基本的には宙に浮かず常に接地しています。しかし、足を付く場と足が浮いている場の様に体の対応を分けるという事です。常に力んでいてはダメですよ。
重要な事はコブをよく見て常に同じ高さで足を付き、常に同じ補正を行う事です。
バランス補正は
体の姿勢変化等にも行いますが、スノースクート(だけではありませんが)は足場の動きの変化でも行います。コレは体主導と道具主導のバランス補正となりますが説明省略です。簡単に言えば後者は体に対して道具(足場)を移動しバランスを補正する事です。その手段はスライドだったりカービングだったりマニュアルだったり。
凸主導・凹主導の補正の違い
補正は前述のように足場変化を使いますが凸主導・凹主導で変わります。
凸主導ではメインの補正がコブ中腹なのでスライドを行い、移動・減速が可能です。しかし、逆に大きな力は受けられないので大きな補正は出来ません。
逆に凹主導ではメイン補正がコブの底なのでスライドは出来ず、横移動・減速が不可能です。その為力は集中し前にしか逃がせないので、暴走するか弾き飛ばされます。大抵転ぶのはコレが原因です。しかし、そのラインに合わせる事が出来れば、力を逃がす事なく素晴らしい加速が得られるのです。
ココまで書いておいて
凸主導・凹主導の違いを書いてきましたが、もしかしたら違いがないかもしれません(なんだそりゃ?)。
いや、違いないですよ。きっと。
以前、パウダースノーとアイスバーンについて述べた事がありましたが相反するようで同じなんですよ。やる事は一緒。変えちゃったら差別だとか言われちゃいますよ。同じ事を相手に合わせて加減する事だと思うのです。
まだ、僕は未熟で共通な事が見えていないだけ。共通な表現が出来ないだけ。そう思いますが、多くの人に滑りの視野を増やして欲しいので現時点で述べました。
って事で、今後も修行し続け、技術・考え共に洗練させて行く所存でありますです。はい。
Posted at 17:25 in /snowscoot /technic | Permalink | WriteBacks (0) Edit
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