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2006年 03月 21日
ビビったら
力を抜け。ノーズを下げろ。
スノースクート滑っていてビビった経験のない人は、そういないと思います。止まれない。スピード出ちゃった。初めてパウダー入った。不整地入った。ナドナド。僕も経験済み。過去ビビってた。
ビビると、体は緊張して硬直。で、足は踏ん張る。ハンドル引っ張る。これ、大体のパターン。だから、ビビったら力を抜け。ノーズを下げろ。
只々、力を抜くのではありません。只々、ノーズを下げるのではありません。(某友人にコブでは力を抜けと言ったら、「抜く」事だけ忠実にして、潰され弾かれ喰らってました。それはそれでスゴイです。)
それは、力を抜く・ノーズを下げるコントロールをしましょう。と言うことです。更に言うと意識しましょう。と言うことです。コントロールは意識しないと出来ません。訓練された無意識はある意味、意識です。
重力による力の流れに逆らってはコントロールは出来ません。
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2006年 03月 14日
新コブ感
新コブ技術で凸主導・凹主導と言ってますが解り難いですよね。
その辺の感覚の補足をば。
平地を歩く・走る
交互に足を付いて進みます。その動きの中には地面に足が片方、または両方とも付いていない不安定な間がありますよね。実際には不安定とは感じていないと思います。
コレは自分で動きを予測してバランスをとっているからです。そして、足を付いている安定している間に動きやバランスを補正し、自分の思うようにコントロールしているからです。この補正する間がないとドンドンバランスが崩れ転びます。しかし、単純な対応なので転ぶ人はいないでしょう。
凸凹を見て歩く・走る
地面が平らでなく凸凹だとコントロールが難しくなります。それは平らの場合の一定ではなく、凸凹に合わせた不規則な補正になるからです。その凸凹を目で確認できれば、それで予測対応しスムーズな動きが可能です。規則正しい凸凹であれば、それに合わせて同じ高さに足を付き平地とほぼ変わらない動きも出来ます。
凸凹を見ないで歩く・走る
しかし、目で確認できない場合は予測対応が出来ない為、次の足が付くまで転ばないようにバランスを補正し続け、また付いた足はその瞬間で感覚を得て、それに対して補正します。その繰り返しです。だから、対応が複雑でスムーズには動くのは難しくなります。
見ても間違っちゃった
目で確認できる場合でも、その予測が立てられない・予測の誤りが起きる場合もあります。この場合は足を付いてからの感覚から補正をする能力に掛かります。能力が足らなければ転びます。この様にならない為には経験を積むしかありません。
これらを踏まえて
前降りは長くなりましたが、これからコブの感覚です。
Posted at 17:25 in /snowscoot /technic | Permalink | WriteBacks (0) Edit
2006年 03月 07日
新コブ技術
緒言
今シーズンは滑走日数が少なくならざるをえない。故に取り早く上手くなりたいので、修行系でスノースクート脳をフルに使っております。一昨日は一人でコブ修行でした。そしたら、今までと違ったコブの滑りが生まれました。新コブ技術誕生!誕生おめでとう。
もしかしたら、既にコブの人やら別の人が、こんな風に滑っているのかもしれない。でも、僕の中で誕生という事で。
ECOライディング思想し始めた頃から、どんな状態でもバランスを保ち続け、如何にボード接地(雪?)続けられるかを追求してきた。意図的なジャンプは別よ。意思に反して弾かれない様にって事。イツでもドコでもコントロール出来る為に。コントロール不能0運動実施中です!
今までは凹
コブでも例外ではなかったんですよ。弾かれ浮かないように、可能な限り凸凹に追従させ有効エッジを減らさない様にとしてきました。勿論ECOで、無駄な力は使わず最小限で。
って事で、これまでは基本の体の位置やフォームはコブの底に合わせて、凹で有効エッジを減らさない様に、凸では弾かれない様に意識してきました。
これからは
つまり凹主導で滑っていました。今回、生まれたのは凸主導の技術です。
凸とは
Posted at 16:44 in /snowscoot /technic | Permalink | WriteBacks (4) Edit
2006年 02月 28日
滑り台はどう上ろうか?
このエントリは只今編集中です。しばらくお待ちください。
凸凹を滑り台に例えてみましたが滑り降りるには上らなきゃいけない。
速く滑るにはバニーホップがあるでよとか言っちゃってますが、タダのバニーホッでは疲れちゃう。疲れちゃったら速く滑り続けられない。エコでないよ。
Posted at 23:56 in /snowscoot | Permalink | WriteBacks (0) Edit
2006年 02月 21日
滑り台は飛び下りちゃいけない
滑り台は滑り下り降りましょう。いきなりそんなこと言って訳解らんって事ですが、凸凹(不整地)を上手に滑る為のヒントの一つです。コレはチャリも全く一緒。共通点。速く滑る為のお話です。
こんな経験はない?
ターンをしている誰かの後ろを着いて行って、自分は直下っているのに追いつかない、という経験。僕はしていませんがさせているようです(よく言われます)。何故でしょう?ベースWAXもトップWAXも簡易WAXな僕のボードが、そんなに走る訳でもありません。
それは自分で知らぬ間に減速しているのです。下り斜面を滑っていないのです。
ゲレンデではダイタイ平らに見えても、ダイタイ凸凹しています。プチ不整。凸凹とは山と谷があって上りと下りがある。そういうもの。小さかったり緩やかだと気が付き難いかもしれませんが、ちゃんと見れば気が付けるモノもばかりです。
上って下って
斜面を滑り下りるのは勿論下りているのですが、その間に気付かず小さな凸凹を上り下りしているんですね。つまり、その度に気が付かず減速・加速を繰り返している訳です。
例えば
高さ10cmの小さな山が5m毎にあったとします。そんな条件で100m滑ったら、計2mも上る事になるんですよ。勿論その2mは下りてもいるんですがね。これならプラスマイナス0じゃん!同じじゃん!と思うかもしれませんが、世の中そんなに甘くない。
滑走抵抗には3つの抵抗があります。ココでは何の抵抗か説明するのは省きますが、そのまま上ってしまうと抵抗が確実に大きくスピードを奪われ減速してしまうんですね。
ミニミニキッカー化
Posted at 12:05 in /snowscoot /technic | Permalink | WriteBacks (2) Edit
2006年 02月 17日
回転椅子で学ぶ荷重
意外だと思うかもしれませんが、回転椅子を使ってスノースクートの荷重の仕方が学べます。コレは僕が仕事中にふと気が付いた事です。 知識として知っていても実践出来ない方、体で実感し理解してみましょう。
回転椅子を用意してください。
子供がクルクル回って遊んで気持ち悪くなるヤツです。事務仕事をしている方は職場にありますよね。身近にない方は家具屋へでも行って試して見ましょう。意外とこっそり試せます。
先ず、高さの調整です。
足裏がベッタリ付けられ踵(かかと)で蹴ってクルクル出来るくらい。大腿部(ふともも)はベッタリ付かないように調整しましょう。深く掛けても浅く掛けてもドッチでも良いです。膝下は垂直よりお尻の下に近付けた方が良いですが、踵が浮かないように。足裏ベッタリは必須ですよ。
では、最初に腰をフリフリしてみてください。
職場の方はこっそりと。簡単に出来ると思います。大抵の人は回転する方向と反対の足で蹴っていると思います。違う人はそうしてください。どうでしょう?このフリフリはターンだとします。外足で蹴っている=外足荷重と言うスキーのイメージになります。
自分の動きを確認しながらもっとやってみましょう!ここでポイントは膝です。膝を真っ直ぐな状態で蹴るより、膝を回転方向に倒して(入れて)蹴る(荷重する)方がフリフリしやすいですよね。倒す(入れる)事だけでフリってなっちゃいますし。
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2006年 01月 20日
王座のひみつ #3
#1と#2を読んで、王座の速い訳を徐々に解って来たでしょうか?
今回はそれを忠実に実践してれば良いってモンじゃないんだよ。ってお話です。
雪面抵抗が大きい
写真のライダーは僕でスイマセン。kossie先生に撮ってもらった写真を判り易い様にトリミング・色調整しています。
コレは結構なスピードと斜度でのカービングターンですが、ノーズから雪が押し出されている事で、重心が中央にあり、FボードからRボード全体を使用しているのが判ると思います。
ココではイッパイ倒し込もうと、遠心力をつける為にハンドルを若干内側に切り、ノーズを雪面に押し当て回り込もうとしています。
FボードはRボードより同じ力で同じ弧の撓りは得られません。押し当てている事で荷重以上の圧力を与え、撓りをコントロールしています。その為、雪の押し出される量がRボードよりFボードの方が大きいのです。
ちょっと話はずれましたが、雪が押し出されているという事は、雪面抵抗という減速要素があるという事です。つまり、重心が中央にありFボード・Rボードを使ってライディングするとより多くの抵抗を受けてしまいます。重心を後にしRボードだけで抵抗を受ける方が、確実に減速しにくいのです。
引っ掛かり力と雪面の硬さ
今までに説明忘れていた事がありました。
Posted at 12:07 in /snowscoot /technic | Permalink | WriteBacks (2) Edit
2006年 01月 19日
王座のひみつ #2
では、#1に引き続き、王座のひみつを説明しましょう。
動作とボードの動き解説
#1の画像で解説します。多くのライダーに現れる流れです。
先ず、①。FボードとRボードを使い目的の弧に合わせて(この時は適当でしたが)ターンをしています。ボードは進行方向に向きカービングでエッジがずれていません。雪面抵抗は最小限です。
お次、②。スピードが出てきたのですが、技術不足の為、遠心力にエッジのグリップ力が負けてスライドターンになり膨らんできます。しかし、意識してエッジグリップを弱めて、目的の弧を描く為にテール側を大きくずらし、雪面抵抗を高めて減速する場合も勿論アリです。ココでは後者です。
最後、③。②で減速しつつも、し切れずオーバースピードで遠心力に負けてしまい後荷重だった為にRボードがずれてしまいました。バランスを保つ為にFボードは逆ハンとなり接地されていません。減速主導のコントロールとなり大きく減速しました。
王座は①と②のみでコントロールしています。③の状態にはなりません。
重心の違い
王座との違いは重心にあります。下の図は重心軸と有効エッジの関係を解りやすく大袈裟にイメージで表しています。縦と横の関係が一緒になっていますので実際にはありえません。あくまでイメージです。
Posted at 23:50 in /snowscoot /technic | Permalink | WriteBacks (0) Edit
2006年 01月 18日
王座のひみつ #1
画像がなく随分と引っ張り続けたネタですが、今週末には第2回日本一王座決定戦が行われてしまうのでばらします。
仕方が無いので画像はEVERSUMMER2の映像から拝借してきました。残念ながら王座(8OGてっちゃん)ではなく僕です。お持ちのは映像も合わせてご覧ください。
ECOライディング移行期&ノーストラップの若気の至り時代。白馬47のルート2です。この時はスランプ中で、思ったようにライディング出来ずハンドルのポジションを試行錯誤して探していました。原因は立ち位置が足半分後にずれていただけだった事が次の日に気が付きました。ショボイ思い出です。
動作の確認
この画像はスピードが出てしまったけど、上手くコントロールが出来なくなった切り返し直前の3コマです。判り易い様に大袈裟なモノにしましたが、多くのライダーに現れている動作を表しています。
王座の違い
Posted at 14:00 in /snowscoot /technic | Permalink | WriteBacks (0) Edit
2006年 01月 16日
エッジの掛かりと方向性
スノースクートのボードは年々進化している。各ブランドとも近年の進化には目を見張るモノがある。ボードの性能要素は多々あるが、一つにエッジの「掛かり」があると思う。その辺についてつらつらと。
要素として
滑走においては、フレックスやトーション・シェイプ等の要素も最終的にエッジの「掛かり」を調整する要素でしかないのではないかと思う。違うかな?それらのバランスが最適化されてエッジの掛かりのコントロール性が高くなってきている。
しかし、エッジは掛かれば良いモノでもない。ただ、カービング性能を求めるのであれば「掛かり」が高い事は必要な要素ではある。「掛かる」が、反面「ずらし」はし難い。カービングに命を捧げるライダー以外には「ずれる」要素も高い必要がある。トータル的な性能を上げる為に、相反し、矛盾する2つ性能を高める事は難しい(出来ないとは言わない)。
2つあるから反してしまうし、矛盾もある。だから、目的を一つにする。
「コントロール性」という性能へ。これが本質なのかと思う。ライダーが好きな時・タイミングで「掛かり」「ずらし」が出来る事。なんのストレスもなくコントロールできる事。
エッジがコントロール出来ない例
上下軸に対してのコントロール
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