2006年 06月 28日

最大の前後荷重 #1

手放しで前後の荷重移動をしたならば、今度はしっかりハンドルバーを握って、最大の前後荷重移動をする。それぞれは「バランスを捕るモノ」&「対するモノ」が違う。そして、自立する。と、しないの違い。

最大の前荷重

横から見た手放しで前荷重
写真3

手放しではバランス軸が爪先より前になる事は有り得ないが、ハンドルバーを握る事で可能になる。

また、腕で体を支える事で、バランス軸を意識する対象がライダーのみからスノースクートを含めたモノとなる。

位置はライダーの体格や筋力により左右される。体格が大きければより前方になり、小さい程後方になる。また、前傾になる程前方になるが、より大きな筋力が必要となる。

前荷重の場合、バランス軸を感じるのは難しい。スノースクートが安定して動きに現れないからである。軸がFボード前方を通ると動くが、スノースクートに対して体格が大きく、更に体を支える体力が必要である。

最大の後荷重

横から見た手放しで前荷重
写真4

前荷重同様、手放しではバランス軸が踵よりまえになる事は有り得ないが、ハンドルバーを握る事で可能になる。

また、バランス軸を意識する対象がライダーのみからスノースクートを含めたモノとなるが、前荷重と異なる点は、フロントアップが起き、スノースクートの態勢が変化する。

バランス軸がボードを固定する支点より外側(後方)になる為に、ボードが撓り出し起き、軸が後に移動する程アップする。故に、程度はボードの撓り易さとバランス軸の位置で変化し、体格が小さいと移動が少なく起き難い。逆に大きいと移動し過ぎで、後方に転倒しやすくなる。

後荷重の場合、不安定なRボードの撓っている状態になる為、軸も不安定になりやすいが、その分体感しやすい。

スノースクートの態勢を変化しない

実際のライディングではコントロール性を下げない為に、ボードが雪面より浮くのを抑える必要がある。#2にではその状態と前後態勢の違いの理由について更に解説する。

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