2006年 05月 16日
スノースクート 基本姿勢 (基本フォーム) #3
#2の横から見た前後上下に対する説明の次は、正面から見た上下左右の説明。写真の姿勢は左右対称の補助線と微妙に合っていない。ご愛嬌。
写真4
もう一度、バランス軸
正面から見ると中央を通る。姿勢はその軸でほぼ左右対称となる。ほぼと言うのは人が左右対称でないからだ。
もう一度、肩・肘・手首
ハンドルの高さや幅によってもラインは大きく変わる。手首は曲げない。曲がっている状態では力は入れ難いし、怪我もし易い。腕の力は抜くけど手の力は抜かない。しっかり握る。肩・肘に力が抜けていれば、ラインは自然と決まる。
脚の軸を足の外側に置くと蟹股になる
軸は2本
スノースクートは「2本の脚で立つ=力の軸が2本」である。そして、足は固定されず、安定しない。だから、自分でバランスを捕って立つのである。
支えとしての軸は、出来るだけ広く置くとより安定しバランスが捕り易くなる。力を伝える軸を常にエッジの近くに置く事。それが、体の力をスノースクートを通して雪面に伝える為に、無駄が少なくて済む事。
軸は足の外側
エッジの位置は足の外側にある。板モノには普通の事かも知れないが、スノースクートに似ている乗り物とは異なる。この違いが乗り分けに苦労する最大の原因。スノースクートの大きな特徴の一つだと思う。
蟹股
これらを踏まえて立つと、蟹股になるのではなく、なってしまうのである。
ココでは正面から見た位置関係。股関節・膝・足を通ると軸はエッジの近くにはならない。足の中央に置かれる。このフォームで足の外側に軸を置く為には筋力が必要となり負担がかかる。細かい説明は省くので実際に試して頂きたい。
恐らく膝が開いて蟹股になるのを筋力で押さえる状態になるだろう。そして、その力を抜くと、膝が外側に向く。蟹股が、軸を足の外側に置く自然な姿勢である事が解るだろう。
行儀良く膝がしっかり閉じているのは勿論、開き過ぎも良くない。無駄な力を使うだけだ。適切な姿勢をとる事によって、使う力は抑えられる。
膝の位置に関して詳しい事は『「立つ」練習』にて解説するので参照の事。
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