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2006年 01月 30日

スノースクートフレームの違い

スノースクートフレームって基本的に何でも一緒って思ってませんか?僕は思ってましたよ。でも、違いを体感してしまったんです。僕的に目から鱗。

スノースクートのフレームは自分が目にしている限りで大まかにはS3からS4(強化)、そしてS5(軽量化)と形状が変化してきました。INSANE TOYSのDIRTYとかCOMPOとか、全く異なるモノコックタイプは別として。

それ以外は、パウダーガードが付いたり付かなかったり、ガゼット入ったり入らなかったり、パイプ形状・材質に変化があったりとか、細々(こまごま)と亜種的な変化と僕は思っていた。本質的には変わらないと。

スノースクートのフレームはS3からS4になった時点で剛性が十分にあり、寧ろあり過ぎて、これらの変化では特性として影響が出ない&体感できないと思っていました。今まで感じていた変化は重量に対しての変化だと解釈していたんです。

しかし、昨日突然に気が付いてしまったんですね。パウダーガードの有無の違い。切っ掛けが何かも善く解りませんが、感じれたんです。

フォークに関しては、材質や形状に依って特性が変化を感じてきました。

話逸れて、チタンフォークのお話。

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あんそにと滑ろう会

あんそにと滑ったよ。彼はドドドに磨きが掛かっていました。

んで、何年かぶりに大勢集まった。あんそに効果か?レースより多いぞ!(北海道事情の悲しい事実)

普段より数は滑っていませんが、いつも行かないようなトコロだったり、リズムが違ったり、バリエーションのある滑りが疲れたけど楽しい。久しぶりの収拾付かない感も楽しかった。

で、話は変わり、こんな風に遊んで楽しんでいながらも、常に新しいライディングの模索や、機材開発を念頭に置いてはいる。仕事だし好きだし楽しいし。

何かに気が付いたり、確信を持ったり、出来たりすると、相当嬉しいモンです。昨日はそれがあった。悶々と難しい事頭の中で考え込むより、試して感じて見つける方がイイ。考えるのはチョットでイイ。そっちの方が早い。

皆さん、イッパイ滑ろう!

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2006年 01月 25日

イメージの具体化

何かをし上達する時にイメージを持つ事はとても重要だと思う。まぁ、一般論だろう。でも、実際にイメージが湧かなかったり、やってみると何か違う?って事も多い。最初のイメージはどうしても曖昧。

スキーをやってる友人が僕のブログを読んで書いたエントリの中で言っていた。

075rider : 偶然を捕まえる。

どんなスポーツでもスポーツ以外でも一緒と思うけど、技術的要素について学んだり考えたりしてイメージを作っておくことは「偶然デキタ!」を「コレダ!!」にする、「偶然を理解に変えてモノにする」ための近道だと思うし、それでいて、たくさん体を動かす。失敗を重ねて、またイメージを作り直したりして。そうやって身につけていくことがとっても重要だと思ったりする。

ホントに上達するって事は、この偶然に何回巡り会えるかだと思う。

何度も繰り返しやって、「コレだ!!」ってなって、曖昧なイメージが少し具体化される。また、それを繰り返す。そして、目的のモノと一致し、体で再現できた時に「デキタ!!」が「デキル」になる。

だから、あーだこーだの前にいっぱい乗りましょう。いっぱい滑りましょう。

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2006年 01月 23日

ケンさんカメンさん

どっかで見た事あるタイトルですが、それは置いといて。

某憲さんと某ショップの店長さんは、僕のスノースクートライディングを変えられた唯一(唯二?)の人物です。フランクやSAM'S松浦さんには影響受けまくりですが、ちょっと違う。

先日、カメンさんに電話くれと言われてたのに、放っておいたら怒られました。用件は「この映像見てよ!」。何の映像かはナイショ。いつも彼が見せてくれる映像には心揺れ動かされます。ありがとう。

会って一緒に滑るのも年に数回。でも、その度に彼の言動・行動には少しずつ影響させられ変えられている自分がいます。相当悔しいですが楽しくもあります。

もっと会う事が少ない某憲さんはノーストラップだった僕にストラップを使う切っ掛けの言葉を言ってくれました。ノーストラップがどうとかこうとか置いといて、ストラップを使う事によって僕のライディングは大きく変わりました。で、今に至ります。

スノースクートに関して僕に意見を言ってくれる人が少ない中、この二人はズバズバ言ってくれるんです。それが苦手なんですが、それが嬉しい事。この二人、どう思って言ってくれてるのは解りませんが、兎に角感謝します。

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2006年 01月 20日

王座のひみつ #3

#1#2を読んで、王座の速い訳を徐々に解って来たでしょうか?

今回はそれを忠実に実践してれば良いってモンじゃないんだよ。ってお話です。

雪面抵抗が大きい

判り易く色を調整しています

写真のライダーは僕でスイマセン。kossie先生に撮ってもらった写真を判り易い様にトリミング・色調整しています。

コレは結構なスピードと斜度でのカービングターンですが、ノーズから雪が押し出されている事で、重心が中央にあり、FボードからRボード全体を使用しているのが判ると思います。

ココではイッパイ倒し込もうと、遠心力をつける為にハンドルを若干内側に切り、ノーズを雪面に押し当て回り込もうとしています。

FボードはRボードより同じ力で同じ弧の撓りは得られません。押し当てている事で荷重以上の圧力を与え、撓りをコントロールしています。その為、雪の押し出される量がRボードよりFボードの方が大きいのです。

ちょっと話はずれましたが、雪が押し出されているという事は、雪面抵抗という減速要素があるという事です。つまり、重心が中央にありFボード・Rボードを使ってライディングするとより多くの抵抗を受けてしまいます。重心を後にしRボードだけで抵抗を受ける方が、確実に減速しにくいのです。

引っ掛かり力と雪面の硬さ

今までに説明忘れていた事がありました。

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2006年 01月 19日

王座のひみつ #2

では、#1に引き続き、王座のひみつを説明しましょう。

動作とボードの動き解説

#1の画像で解説します。多くのライダーに現れる流れです。

先ず、①。FボードとRボードを使い目的の弧に合わせて(この時は適当でしたが)ターンをしています。ボードは進行方向に向きカービングでエッジがずれていません。雪面抵抗は最小限です。

お次、②。スピードが出てきたのですが、技術不足の為、遠心力にエッジのグリップ力が負けてスライドターンになり膨らんできます。しかし、意識してエッジグリップを弱めて、目的の弧を描く為にテール側を大きくずらし、雪面抵抗を高めて減速する場合も勿論アリです。ココでは後者です。

最後、③。②で減速しつつも、し切れずオーバースピードで遠心力に負けてしまい後荷重だった為にRボードがずれてしまいました。バランスを保つ為にFボードは逆ハンとなり接地されていません。減速主導のコントロールとなり大きく減速しました。

王座は①と②のみでコントロールしています。③の状態にはなりません。

重心の違い

王座との違いは重心にあります。下の図は重心軸と有効エッジの関係を解りやすく大袈裟にイメージで表しています。縦と横の関係が一緒になっていますので実際にはありえません。あくまでイメージです。

重心の違いで有効エッジが変わる

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2006年 01月 18日

王座のひみつ #1

画像がなく随分と引っ張り続けたネタですが、今週末には第2回日本一王座決定戦が行われてしまうのでばらします。

多くのライダーに現れる動作

仕方が無いので画像はEVERSUMMER2の映像から拝借してきました。残念ながら王座(8OGてっちゃん)ではなく僕です。お持ちのは映像も合わせてご覧ください。

ECOライディング移行期&ノーストラップの若気の至り時代。白馬47のルート2です。この時はスランプ中で、思ったようにライディング出来ずハンドルのポジションを試行錯誤して探していました。原因は立ち位置が足半分後にずれていただけだった事が次の日に気が付きました。ショボイ思い出です。

動作の確認

この画像はスピードが出てしまったけど、上手くコントロールが出来なくなった切り返し直前の3コマです。判り易い様に大袈裟なモノにしましたが、多くのライダーに現れている動作を表しています。

王座の違い

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2006年 01月 17日

ダリングとビベリング

スキーやスノーボードにはダリングとビベリングと言うエッジ加工のチューンアップがあり、スノースクートも例外ではない。板モノ共通です。どちらも目的に合わせてエッジを削り調整する事では一緒。

共通なチューンアップ

正直、スキーやスノーボードと共通したチューンアップについては興味は無い。そちらに関しては、そちらの先輩方々が確立しているから。理解し真似をすればその通りになる事が解っている。僕的にはもっとベース的な事を求めるのが先かと思うのでノータッチ。知りたい方はググってください。

僕がワックスや滑走面加工に関して興味が無いのも同じ理由だったりする。コレはスノースクート特有な事は無いと思っている。スノーボードと一緒。既存のモノを利用して満足するより、自分で考えて作ったモノで満足する方が楽しい。僕はね。

目的に合わせる

チューンアップは何でも彼んでも、やれば良いってモンじゃない。目的を理解し、自分に何が必要なのかを見極めて行いましょう。加工すると後戻りできない事もあります。「後悔先に立たず」よく言ったモンです。

ダリング

不要なエッジの角を削り取ってしまう加工です。無駄な引っ掛かりをなくしたり、自身・他人を傷付ける可能性を低くする為に行うのが一般的。

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2006年 01月 16日

エッジの掛かりと方向性

スノースクートのボードは年々進化している。各ブランドとも近年の進化には目を見張るモノがある。ボードの性能要素は多々あるが、一つにエッジの「掛かり」があると思う。その辺についてつらつらと。

要素として

滑走においては、フレックスやトーション・シェイプ等の要素も最終的にエッジの「掛かり」を調整する要素でしかないのではないかと思う。違うかな?それらのバランスが最適化されてエッジの掛かりのコントロール性が高くなってきている。

しかし、エッジは掛かれば良いモノでもない。ただ、カービング性能を求めるのであれば「掛かり」が高い事は必要な要素ではある。「掛かる」が、反面「ずらし」はし難い。カービングに命を捧げるライダー以外には「ずれる」要素も高い必要がある。トータル的な性能を上げる為に、相反し、矛盾する2つ性能を高める事は難しい(出来ないとは言わない)。

2つあるから反してしまうし、矛盾もある。だから、目的を一つにする。

「コントロール性」という性能へ。これが本質なのかと思う。ライダーが好きな時・タイミングで「掛かり」「ずらし」が出来る事。なんのストレスもなくコントロールできる事。

エッジがコントロール出来ない例

上下軸に対してのコントロール

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2006年 01月 12日

速く滑る為に(序章)

楽しく滑る為にも、勿論競技でも、スピードという要素が重要。やっぱ、最終的に行き着くトコロはスピードだね。
でも、タダ速ければ良いって事だけでは決してない。コントロール出来る事が重要です。スノースクートにおいて、速く且つコントロールする事について、つらつらと。

滑走には抵抗が生まれる。滑走以前にもあったりもする。物理的にも精神的にも。速く滑る為にはそれらをコントロールし排除する。物理的コントロールがスピードコントロール。精神的な抵抗は全く要らない。物理的コントロールの妨げにしかなりませんよ。

物理的な抵抗には雪面抵抗や空気抵抗があります。雪面抵抗は更に摩擦抵抗、除雪抵抗、圧雪抵抗に分類されます。

精神的な抵抗には恐怖心や思い込みとか拘りとか怠けとかとか。

まぁ、この辺の事をライディングテクニックやセッティングと絡めてつらつらと。
まぁ、つらつらと。

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もうすぐリリースされるであろうEVERSUMMER3のトレーラー

スノースクートライダーなカトウヤスヒロ

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