2006年 01月 11日

飛距離の調整

しょぼいゲシりも根性のフラット落ちもイヤイヤ。痛いもん!バックサイドにピタっと調整して合わせるのもジャンプの醍醐味。僕が実践しているECO的な調整を紹介。

ジャンプが楽しい時はハイクしてでも、何回も何回もサルみたいに飛びまくりたい。けど、ハイクって相当体力消耗をするモノ。全てをECO的に済ませたいですな。

ECOに飛ぶのであれば、飛距離はスピードで調整できます。

ECOアプローチ

ターンをしません。するだけ無駄が増える。直滑りです。

また、ターン調整とはわりと不安定なモノです。不安定なモノは排除!という方向で。

ECOハイク

直下りしてECOであれば、無駄での減速がなくなります。その分、アプローチ距離が減りハイクする距離も減るのです。無駄にハイクして無駄に体力を消費していたらもったいない。もったいない!もったいない!もったいないオバケが出ますよ!

ECO調整

不安定な減速する要素がなくなれば、後はシンプルなスピード調整を行うだけです。

その調整とアプローチ距離の調整。飛距離が足りずゲシるならばアプローチ距離を伸ばす。飛びすぎてフラット着地ならば縮める。単純明快。

その他のECO

アプローチを縮める為には、滑走抵抗を減らします。ワックス等で滑走性を上げるのも有効です。何度も滑って出来たラインの上を滑るのも有効ですが、崩れたラインだとバランスを崩して危険です。

ただし

これらの調整は、繰り返してチャレンジできる競技やパーク等、変化のない環境での事になります。常にファーストアタックの大自然の中や変化のあるゲレンデでは通用しません。ご注意ください。

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2006年 01月 10日

まくれジャンプの謎

ジャンプして、まくれた事ない人はいないでしょう?誰もが通る道、まくれジャンプ。
その謎に迫ります。

まくれシステム

歩けるようになり始めた赤ん坊は、地面に対して垂直にしか立つ事しか知らず、斜面では転びます。しかし、少しずつ視覚だけに頼らず、バランスを取って歩けるように、自然と学習するのです。

この事は随分と以前に誰かから聞いた事です。この斜面で転ぶのは、ズバリ「まくれ」です。

では、ジャンプでなぜまくれるのか?

キッカーに進入しても、アプローチ(助走)と同じ(近い)フォームのままだからです。アプローチでは勿論下に向かって滑走しています。いつも滑っている事なので何の問題もなし。キッカーでは上に向かって滑走です。普通上に向かいませんよね。だから、上に向かって滑るフォームになれていないのです。

下に向かったフォームのまま上へ向くと、ハンドルにぶら下がっている状態になります。でも、雪面とスノースクートが支えてくれるのでひっくり返らない。赤ん坊はココでひっくり返る。

でもね、宙に出たらどうでしょう?

雪面がなくなります。ぶら下がっていてはひっくり返るのです。いくら我が儘言ったってスノースクートだけでは支えてくれないのです。で、「まくれ」が完成!空中マニュアル、おめでとう!

まくれ防止システム

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2006年 01月 04日

蟹股 = ECOフォーム

僕のライディングフォームは蟹股デス。それはECOフォーム。僕のライディングに膝が開いているフォームという印象を持っている人は少なくないと思う。確かに開いている。コレには訳がある。別に元々蟹股で閉じられない訳ではありませぬ。そんなのイヤよ。

昔はね、僕も膝閉じてたんですよ。ホントですよ。

スノースクートを始めた頃、僕も一員である松浦さん率いるサムズクルーは、全員一致で膝は閉じるべきと思っていましたよ。ライディングについて試行錯誤だった頃もあえて議論に出す事もなく当たり前だと思っていました。スクールで教える時にも「膝は閉じてください」と言ってたし。

コレはあるキッカケがありましたとさ。

確か1998年だったと思う。しかも夏。スノースクートのインターナショナルインストラクターの資格を取得する為に、フランス(スイスかも?)に行くという企画が当時SUNNを輸入販売していたJykK Japanであったんです。それには残念ながら僕は参加できず、松浦さんや我満を含む7名が行きました。結局、資格を得て帰ってきたのは松浦さんと我満の2人のみ。話に聞くと実技・筆記試験があったそうですが、実技の中にはバニーホップは70センチ以上、ジャンプは14メートル以上で合格という、当時としてはワリととんでもないレベルの高さだったそうです。そりゃ、その2人だけだわな。その資格を得ると日本国内でメリットがあるよと言われ、皆自腹でフランス行ったそうですが、今となっては資格の存在すら知られない。当事者ではないけど、そりゃないよねぇ。

話がズレましてゴメンなさいませ。さて、本題。

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2005年 12月 20日

スノースクートでECO?

一体、「スノースクート」と「ECO」って関係あるモノなのでしょうか?

ハイ、関係ないです。そもそも「エコロジー」とは生態学という意味で…。いや、その論点で話すのはやめよう。

追記@2006/1/9
なんか、自分で言っててピンとこなかったのですが、コレは「エコノミー(節約)」の「ECO」ですね。こんなところで浅学がバレますね。とっくにバレてた?

僕のライディングの基本は「低燃費・高出力」。つまり、最小限な力で最大のパホーマンスを発揮する。常に考えて滑っています。低燃費ってのがECOっぽい。いや、そのまんま。まぁ、力使わなければ、お腹が減りにくくて、ご飯が少なくて済む。おー、低資源!やっぱECO!

スノースクートの動力は重力。落下運動なのです。あんそにのところでkossie先生も仰っていますね。

ECOライディングで重要なことは、如何に落下運動をコントロールかという事。運動の向きを変える事。エネルギーは落下運動のみから得る。それに自ら加える必要はない。自分が加えるのは向きの変更をする為だけの力。最小限の力。疲れない。低燃費。おー、ECO!

それは具体的にどういう事かと申しますとバランスを獲る(取る)という事。

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2005年 10月 18日

実行力より記憶力

同じ事を多くの人に教わり練習していると、教えてくれる人はそれぞれ異なる事を言う場合があります。
大抵、本質的には同じ事でも、人によって感じ方の違いや表現によって、表面的に全く逆の事を言ったりします。訳解りません。

そんな時には僕はこうアドバイスします。不器用な僕が行ってきた事です。

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2005年 05月 18日

「フェーキー戻り」映像

「フェーキー戻り」解説だけでは解り難いかと思い切り出してきました。

戻り方 映像 撮影 場所
ザァー http:(mpg形式、2秒、480KB) あんそに(HDP) 白馬さのさか
クルン http:(mpg形式、2秒、480KB) fukuda 札幌国際
ピョーン http:(mpg形式、2秒、480KB) fukuda 札幌国際

実はザァーらしい映像がなくて探すの苦労した。クルンぽいザァーでゴメン。
クルンの軸は腰と踵より後(ボード上)を通ってます。
ピョーンは回り過ぎて失敗。

兎に角、体は常に基本フォームであり、軸がずれてない事を確認してください。

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2005年 05月 16日

「フェーキー戻り」解説

多くの人はハンドル切ってフロントボードをザクッて刺してクルンとかピョーンって戻る事かと思っていらっしゃる様ですが、ザァーってスライドしながら戻るのも「フェーキー戻り」ですよね。

ピョーンってイキナリやりたい気持ちは重々解りますが、そうそう出来ません。
段階を踏んで練習しましょう。ダイタイ3段階です。

  1. ザァー
  2. クルン
  3. ピョーン
それぞれ解説しますね。

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Posted at 18:23 in /snowscoot /technic | Permalink | WriteBacks (0) Edit

2005年 05月 10日

変なフォーム

はい、引っ張ってきた「フェーキー戻り」解説の前振りです。

スノースクートは真っ直ぐ立っていますが体だけ極端に曲がっています

これ、変なフォームしてますね。いったい何しているんでしょう?

正解はフェーキー戻り失敗。スノースクートは180度右に回って前向きに戻ったけど、体は勢い余って止まらない。このまま行くと逆エッジでコケそう。だけどスノースクートが傾かなければエッジは引っ掛からないよと、頑張って体捻って堪えたの図。

実は別なネタの前振りだったりもします。

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2005年 05月 04日

極端のススメ

極端な事をしましょう。

ってか、出来ますか?
極端な動きやメリハリを付ける事で、今自分が何が出来て何が出来ていないか解り易くなります。

例えば

こんな事があります。

  • 内足荷重
    左右の割合を7:3や9:1とか中途半端ではなく10:0で行い、切り替えるタイミングも意識して一瞬で行う。
  • 膝の曲げ伸ばし
    最初は膝を曲げて滑り始めても、気が付くと膝が伸びて止まってしまう。だから、膝の角度を意識してピンと伸ばしたトコロからしゃがみきるまでの屈伸運動をする。
  • 荷重移動
    滑りながら行っても転ぶ恐怖や滑り自体に意識を奪われてしまい、しっかりできない。平らな場所で止まった状態で自分のフォームを意識して限界まで行う。

などなど、他にも色んなことがあるんです。

こうする事で

極端な動きやメリハリを付ける事で、出来るようになる事が沢山あります。

  1. 意識を集中するので、出来ているのか出来ていないのかの自分で判断し易くなる。
  2. 意識を集中するので、成功し易くなる。
  3. 今までやっていなかった事をする事で滑りの幅が広がる。
  4. 自分の限界が見え、気が付かないで越えて失敗する事がなくなる

良い事ばかりでしょ。どうぞ、オススメです。

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Posted at 23:30 in /snowscoot /technic | Permalink | WriteBacks (0) Edit

2005年 03月 14日

パウダーライディングの極意

そんなに深くはなかったけどコッチのパウダーを滑った。
いつもの事ながらニヤニヤしながら滑っていたら、突然掴んでしまいました極意ってヤツを。

白馬はこの間まで春っぽかったのに、ドサッと降って冬に逆戻り。今日は良い雪に当たった。
スノースクートを滑るレアな専務と一緒。専務もテスト、僕もテスト。

深雪滑るのは後荷重ではダメダメ。腕でハンドル引っ張って無理やりフロント上げてたらダメダメ。そんなことしたら思い通りに曲がれませんよ。あぁ~、パタって倒れますよ。

その極意は別に今出来るようになった訳じゃないんですが、こう言う風に言えば良いかなってのを思いついた。
僕が言う重心とは対スノースクートではなく対ライダー。
自分自身の何処に重心があり、その重心を通る軸で何処に荷重するか。そこがポイント。

どんな状況においても自分の中心に重心をとり、軸を通してリアボードの中央に荷重する。
深ければ深いほどこうなる。

コレがまた硬いバーンなったら変わるんですよ。でも重心は変わらない。
じゃぁ、何処だ?

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Posted at 17:19 in /snowscoot /technic | Permalink | WriteBacks (8) Edit



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もうすぐリリースされるであろうEVERSUMMER3のトレーラー

スノースクートライダーなカトウヤスヒロ

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