2006年 02月 21日
滑り台は飛び下りちゃいけない
滑り台は滑り下り降りましょう。いきなりそんなこと言って訳解らんって事ですが、凸凹(不整地)を上手に滑る為のヒントの一つです。コレはチャリも全く一緒。共通点。速く滑る為のお話です。
こんな経験はない?
ターンをしている誰かの後ろを着いて行って、自分は直下っているのに追いつかない、という経験。僕はしていませんがさせているようです(よく言われます)。何故でしょう?ベースWAXもトップWAXも簡易WAXな僕のボードが、そんなに走る訳でもありません。
それは自分で知らぬ間に減速しているのです。下り斜面を滑っていないのです。
ゲレンデではダイタイ平らに見えても、ダイタイ凸凹しています。プチ不整。凸凹とは山と谷があって上りと下りがある。そういうもの。小さかったり緩やかだと気が付き難いかもしれませんが、ちゃんと見れば気が付けるモノもばかりです。
上って下って
斜面を滑り下りるのは勿論下りているのですが、その間に気付かず小さな凸凹を上り下りしているんですね。つまり、その度に気が付かず減速・加速を繰り返している訳です。
例えば
高さ10cmの小さな山が5m毎にあったとします。そんな条件で100m滑ったら、計2mも上る事になるんですよ。勿論その2mは下りてもいるんですがね。これならプラスマイナス0じゃん!同じじゃん!と思うかもしれませんが、世の中そんなに甘くない。
滑走抵抗には3つの抵抗があります。ココでは何の抵抗か説明するのは省きますが、そのまま上ってしまうと抵抗が確実に大きくスピードを奪われ減速してしまうんですね。
ミニミニキッカー化
また、スピードが出ると凸凹はミニミニキッカーとなる訳です。凸で上ると小さくも飛ばされてしまうんですね。飛ぶというのは速く滑る為にはトテモ損なんですよ。飛んでも落ちるから加速するじゃん!と思うかもしれません。でも落下は下方向にしか加速出来ません。滑り台は飛び下り降りても前には進まないのです。足がジーンと辛いだけです。滑らないと前に加速は得られません。
では、ココで上らなければ良いじゃん!って話になるんです。そんな甘い話はないぞ!と思うかもしれませんが、あるんですよ。世の中捨てたもんでもありません。
プチバニーホップがあるでよ
10cmの山があったら10cmバニーホップをします。谷底で跳んで山頂に着地。すると上りはエスケープ出来て楽しい下りだけが待っていますよ。バニーホップでは減速はしないので(厳密にはするけど)加速だけが出来ちゃうんですね。
ね、捨てたもんでもないでしょ?つまり、前述の条件では普通に滑るより2mも多く下り加速出来るんですよ。小さな事でもコツコツと。お得です。
でも、1m近くバニーホップが出来るガマンとハヤシダンが1m近くの凸凹を滑れる訳ではありません。やっぱり、甘くないです。
ココまでは
こういう事なんだよ的お話をしましたが、もうちょっとテクニック的なお話は後にします。また長くなった。分割分割。
あ、凸凹を上手く減速するお話もしましょうか?
Posted at 12:05 in /snowscoot /technic | Permalink | WriteBacks (2) Edit