2005年 11月 14日

まな板キット2(仮) #2

#1の続き。試作ボードが届いたのでまな板キット2(仮)を取り付けてみました。

広角で撮ったら歪んだ残念ながらテスト用フレームの加工に誤差があってフレームは取り付けられずでしたが、十分楽しめました。

て事で、別なフレームが届いたらレポートします。届く頃にはスキー場もオープンしているだろうし、実際に滑ってテストできますね。

モノ足らないので、まな板キット2(仮)について考えるてる事を少々語る。

初代まな板キットは、現在のフレーム・ボード共に互換性を重視したが為に(ってか、当時は僕が個人的に弄ってただけなので、フレームもボードも加工できなかった)、その理論が半分以下しか再現されていませんでした。更に欠点として、誰でも簡単に組めるモノではなかったのです。

これらを解消するべく「まな板キット2プロジェクト」(仮)が開始されました(大袈裟)。

先ず、ボードの固定部分を変更するにあたって、穴位置を変更しました。従来のボードとの互換性は全くありません。フレーム側は従来の穴位置で固定するので、どんなスノースクートフレームも使用可能です。

今までと大きく異なる特徴は基本の理論ですが、それは書き出すと長くなるので、後でいくつかに分割してエントリします。僕の文章力では全く説明しきれないので模型を制作中(完成未定、とりあえず作り出してみた)。

次の特徴は応力負担の分散(微妙な表現ですが)です。

従来の方式ではインサートボルトを中心に負荷が集中し、ボルトが折れたり、隣接するフレーム部の磨耗が激しかったりの問題があります。

強い部分弱い部分に差があると弱い部分が簡単に壊れ易い。この解決法として弱い部分を強くします。でも、どこもかしこも強くすると体に負担がきて扱いにくかったり、体が壊れます。エネルギーは消えません。スノースクートの皺寄せは体に来るのです。誰も物理の法則にはかないません。

一体どうしたら良いんだって事になる訳ですが、この物理の法則を利用して応力負担を分散させる訳です。そこそこ全体的に弱く(これも微妙)する訳です。そして、その中でもそこそこ弱くて消耗するコストの安いところを意図的に作り、それを消耗品とします。

賢い人は計算して一発で素晴らしいモノを作れる訳ですが、賢くない物理が苦手な人(僕)は頭を使えない分、体で何回も経験をし、勘で作る訳です。この勘は馬鹿にできません。

現在のまな板キット2(仮)は、それ自体の強度が強すぎて使い続けると、間違いなくフレームやボードが壊れるでしょう。先ず、構造の確認と調整の為のモノなのでそれは良し。今度、どう強度を落として行くかが悩みのタネです。

これからもイロイロ試すネタは沢山あります。だから決してこのまな板キット2(仮)が、そのまま製品になるとも限りません。

ただ、間違いないのはこれらの試した事は今後に有用な事であり、僕の考える理論に基づいて進みます

続く…

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