2006年 04月 06日
NO STRAP
スノースクートには足を固定する為のストラップがありますが、そのストラップを付けないで滑るスタイルをNO STRAPと呼びます。まぁ、そのまんまですが。
チャリのノーブレーキ文化と似た感がありますね。
このスタイルが派生した後にTOOLATEでステッカーも作られ、販売された事もありました。
でも、NOT STRAP(ストラップでない)ではなくNO STRAP(ストラップなし)です。
起源はサムズバイクの松浦さんが、誰かにストラップを自分のマシンから取って貸したのに、それを忘れて滑りに行ってしまった事からです。たしか、1999年くらいです。
異端スタイル
最初はバニーホップも全然出来なく困っていましたが、流石に直ぐに慣れ「シンプルでカッコイイねぇ~」となり、シンプル好きなサムズ一派に感染した訳です。勿論、僕もです。そこからまた全国に広まったのですが、この異端なスタイルは一部のライダーしか反応なかったですね。
そりゃそうです。当時は(今でも)フットバーとかワイドデッキとか、如何にモノを使って足元を安定させるかという、流れですからね。
でも、戻った
僕は以前、荷重コントロールはマシンに対して上下方向のみで良いと思い、それをNO STRAPで証明しようと実践していましたし、可能でした。しかし、ある時にライディング技術を上げ、幅も広げ、更に機材(ボード)の高性能化と共に、ストラップを利用するべきと思ったんです。
で、戻りました。某憲さんからの一言が切っ掛けです。実はよく憶えてはいないんですけど。
でも、試してみて
スタイルとか言っていますが、そんな事はワリとどうでもよく、試しにやってみると良いと思いますよ。自分がマシンをどうコントロールしているか見えてくると思います。
その訳は
NO STRAPでもマシンコントロールは十分可能です。ただし、デッキに置く足の何処かに軸を通す事が重要になってきます。ストラップがあれば軸は足を通らなくても可能ですが、NO STRAPになった途端に足がズレたり、思ったとおりコントロール出来なく、更に無駄な力が必要になってきます。
ライダーからの余計な力や軸ズレの許容が狭まるんですね。つまり、NO STRAPライディングは無駄を減らしたECOライディングなんですね。
考える
僕のECOライディング思想はココから始まったのかもしれません。この時代があったから今の僕があるのだとつくづく思います。
スノースクートにおいてストラップとは安全面や技術面からあるべきモノだとは思いますが、よく考えた上でNO STRAPで自分の滑りを見直しては如何でしょうか?元に戻した時に更に大きな発見があると思いますよ。
Posted at 23:47 in /snowscoot | Permalink | WriteBacks (5) Edit