2006年 02月 17日
回転椅子で学ぶ荷重
意外だと思うかもしれませんが、回転椅子を使ってスノースクートの荷重の仕方が学べます。コレは僕が仕事中にふと気が付いた事です。 知識として知っていても実践出来ない方、体で実感し理解してみましょう。
回転椅子を用意してください。
子供がクルクル回って遊んで気持ち悪くなるヤツです。事務仕事をしている方は職場にありますよね。身近にない方は家具屋へでも行って試して見ましょう。意外とこっそり試せます。
先ず、高さの調整です。
足裏がベッタリ付けられ踵(かかと)で蹴ってクルクル出来るくらい。大腿部(ふともも)はベッタリ付かないように調整しましょう。深く掛けても浅く掛けてもドッチでも良いです。膝下は垂直よりお尻の下に近付けた方が良いですが、踵が浮かないように。足裏ベッタリは必須ですよ。
では、最初に腰をフリフリしてみてください。
職場の方はこっそりと。簡単に出来ると思います。大抵の人は回転する方向と反対の足で蹴っていると思います。違う人はそうしてください。どうでしょう?このフリフリはターンだとします。外足で蹴っている=外足荷重と言うスキーのイメージになります。
自分の動きを確認しながらもっとやってみましょう!ここでポイントは膝です。膝を真っ直ぐな状態で蹴るより、膝を回転方向に倒して(入れて)蹴る(荷重する)方がフリフリしやすいですよね。倒す(入れる)事だけでフリってなっちゃいますし。
そして、スノースクートは内足荷重です。
コレを否定する人はそうそういないでしょう。では、内足荷重=内足で蹴って(荷重もして)フリフリしてみましょう!どうでしょう?スムーズに出来ますか?やはり、ここでも膝の使い方が重要になってきます。膝をしっかり倒し(入れ)込む事でフリフリ度が上がりますね。
実は膝を入れると内足荷重がしやすくなる訳でもありません。エッジに近い部分、つまり内足の外側に荷重すると自然と膝が入るのです。膝を入れると勝手に内足外側に荷重されるのです。雛が先か鶏か的。コレが蟹股のひみつでもあるんですね。
滑っている時に自分の膝の向きを確認してみましょう。傍から見ていても膝の向きでダイタイの荷重位置が判ってしまうんですよ。
まだまだ、膝だけではないのです。
今度は顔を向けたり上体を向けたりしながらフリフリしてみてください。段々こっそり難易度が高くなってきました!気を付けて!
さて、どうでしょう?フリフリ度上がりましたよね?コレがターンの際に「回転方向を見ろ!」とか「体を向けろ!」とか言う理由なのです。顔や体が向けば勝手に曲がるんですよ。
もう、ココではこれ以上多くを語りません。
スノースクートに於ける荷重の掛け方や体の動きを理解出来たでしょうか?ホントはまだまだありますが、突っ込んで説明すると長くなってしまうので、このくらいで止めます。
後は自分で考えて、イロイロなパターンでフリフリするとスキーとの違いや、素早くターン導入し易いニュートラルフォームなど、もっと多くの事ががイメージ出来るかと思います。兎に角実践です。
では、職場では周りの人に変な目で見られないよう、こっそりと試してください。
Posted at 12:24 in /snowscoot | Permalink | WriteBacks (0) Edit