2006年 01月 05日

スノースクートでマニュアル #2

マニュアルでスノースクート」で書き損ねたので、今回こそスノースクートのマニュアルに付いてつらつらと書き綴ってみたけど綴りきれなかったので続きの巻。今度こそ、ノーズマニュアルについても、チョロっと。

マニュアルが出来るようになる為に

マニュりたいけどマニュれない。そんなライダーの為に。先ず、一体何が出来ないのか何で出来ないのかって事を考えよう。フロントを上げてマニュアルの姿勢になる事が出来ないのか?それは出来るけど姿勢を維持出来ず倒れてしまうのか?そもそも、どうやるか全然解らないのか?

マニュアルのマニュアル(ポイント)
  1. フロントは持ち上げない(肘に力を入れず曲げない)
  2. 体は後に引かない(体が中心、スノースクートを押し出す)
  3. 顔は下を向かず前を向く(下を向いてしまうのは引いてるから)
  4. 手だけでなく十分に足でも押す(足の事を忘れやすい)
  5. 上がったらハンドルにぶら下がる感で足は伸びきらない(力を抜く)
  6. 滑りながらでなくその場で練習する(動きに集中できる)
  7. 体の可動範囲を確認する(十分に体が動いていない)
  8. 基本フォームとマニュアルフォームを確認し最短距離で動く(動きのシンプル化)
  9. 自分の動きばかり気にし過ぎない。ボードの撓りや角度も気にする。(全体の把握)

難しいですが、順番に意識して試してみてくださいな。

スノースクートの最適化

機材やセッティングによってもマニュり易さは変わります。

  • ハンドルが起き過ぎていると、スノースクートを十分に押し出せなく、支点も前に移動せず屋治郎兵衛のバランスが取れない
  • ハンドルが寝過ぎていると、力を掛け難くく無駄が増える
  • スノースクートでマニュアル #1」の「形状以外の要素」を参照

マニュアルいろいろ

マニュアルはフロントを上げて前に滑るだけではありません。いろいろバリエーションはあります。

バニーホップ to マニュアル
滑走状態から上げるのではなく、バニーホップの着地でフロントを着けず直接マニュアルをします。ボードが硬く自分の力で撓らせられないライダーには有効です。プチムズです。
マニュアルフェーキー戻り
フェーキー戻りの際にテールに重心を置くとマニュアル状態で回転します。スピードを上げてちょっと溜めるとバニーホップで戻ります。わりとムズです。
ローリング
マニュアルで凹凸を滑ります。チャリではギャップをジャンプで失速せずにこなす業です。更に漕いで加速なんかもしちゃったりします。しかし、スノースクートでは漕げないので加速は無理ですが、ターンをしないで減速する手段としては有効でしょうか?無理だな…。かなりムズです。
マニュアルターン
マニュアル状態でエッジを掛けターンします。激ムズです。
フェーキーマニュアル
マニュアルでフェーキーです。そのまんまです。バーンが軟らかいとテールが刺さり一人バックドロップです。現在のボードとフレームだと難しいかもしれません。未知ムズです。
ノーズマニュアル
リアを上げてフロントで滑ります。現在のFボードの硬さだと体を支えられるくらい撓らせるのは困難なので、バニーホップから勢いを付けて撓らせます。バーンが軟らかく刺されば脳天直撃です。コレが出来ればかなり業が展開されます。かなりムズです。

最後に

マニュアルほどバランスをとる楽しさを感じられるモノはないと思います。マニュアルは全ての業に通じています。コレさえマスターすれば他の業にも応用できますし、実際に出来た時には既に他の業も出来る様になっているハズです。マニュアルはゲレンデでなくても練習できます。雪がなくてもダンボール1枚敷けばOKです。マニュアルをマスターして最高にスノースクートを楽しみましょう!

何だかHOW TOの締めみたいになってしまった…。

Posted at 18:57 in /snowscoot | Permalink | WriteBacks (3) Edit



もうすぐリリースされるであろうEVERSUMMER3のトレーラー

スノースクートライダーなカトウヤスヒロ

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