2006年 09月 08日

倒れた桜の木

隣の集落で桜の大木が倒れた。土砂で崩れた訳でなく、雷が落ちた訳でもなく、何かがぶつかった訳でもない。突然、自然と倒れた。

倒れた桜の木

その桜は傾斜地の雑木林の端に立っていた染井吉野で、手入れはされていなかったけど、毎年見事な花を咲かせていました。どうやら、根が腐って支えきれなくなったようです。確かに地上に出てきた根はボロボロだった。

倒れ込んだ建物は民家ではなく公民館だったのがまだ幸い。大きな損傷はなく、倒れた時も近所の人達は気が付かないくらいにゆっくりと静かに倒れたようでした。流石に隣に住んでいた人は気が付いたようですが。

僕は大きな樹木を近くで見るのが好き。とても大きな存在感。しかし、長年そこにいたからこそ感じさせられる自然な存在感。生物としての大きな何かを感じる。なんか、見上げてしまう。

倒れるとはその樹木が死ぬ事。死んでしまうと景色に穴が開く。とても不自然。そんな景色は嫌ですよ。

しかし、来春には残った根から新しい芽が息吹きだす事でしょう。少しずつ少しずつ大きな樹木となり大きな存在として、またそこに(そび)え立って欲しい。

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Posted at 11:19 in /other | Permalink | WriteBacks (2) Edit



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