2005年 11月 24日
スノースクートでビックマウンテン #2
スノースクートでビックマウンテンを滑る事が出来るかって話の続き。
この事考えていたら思い出したんだけど、4年前くらい前にフランクから「スノースクートでアコンカグアを滑ろうぜ!」とお誘いがあった(あっ、話逸れた)。僕はそれまで登山経験はなく、アコンカグアってドコよってレベルでした。知ってそうな友達に聞くと南半球最高頂だと言うし、そんなの滑る前に登れる訳がない。更に詳しく聞くと友達の友達がチャリでアコンカグアに挑戦しようとしたら入山拒否されたそうです。入山規定で一切の車両は進入禁止だそうで。そんな訳で別の山を滑ろうと言って(僕かどうかは忘れた)、別の山を探すと返事が来た(気がする)けど、そのまま何もなくお流れでした。まぁ、そんなもん。
話を戻して
滑走について
スキーヤーやボーダーを見て考えてみよう。ビックマウンテンでは垂直に近い絶壁をも滑り降りる(だけじゃないけど)。落ちる様に滑る。いや、落ちていると言っても過言ではない。
その様なライダーは身近にもいないし、会って話を聞いた事もなくビデオで拝見した事しかない。しかも、僕はスキーもスノーボードも下手。どんな技術で滑っているのか想像もつかない。それでは話は進まないので、見た目で憶測する。
絶壁を滑る際、勿論下に向く。ボードはどんな角度か?
相当下(微妙な表現)向いてますね。
体はどうでしょう?
重力に対して垂直っぽいですね。おまけに斜面も垂直っぽいのでお尻が斜面に付いちゃうくらい。
普通はボードと体は垂直に(近い)関係なんですが、この場合並行の関係に近づいてきます。こんな感じでバランスを取って滑走出来ているんですね。スノースクートも一緒ですね。きっと。
じゃぁ、皆さん一緒にやっ(た気になっ)てみましょう!
あっ?あれっ…?体が後ろに下がらない…。お尻が付かない…。
そう、そうなんです。スノースクートはハンドルを持つと言う事が前提なので持ったら体は腕の長さ以上下がれません。絶壁を滑るフォームが取れないのです。残念!
どんなに腕長自慢のライダーが頑張っても斜面にドロップインした瞬間に大車輪の如く転がって行くに違いありません。
そんなの想像したら笑っちゃうけど切ないので次。
ジャンプしたり飛び降りるシーンを想像してみます。極限の状態でバランスを取り続ける。それには小手先でチョチョっと出来る訳ありません。出来るならもっと凄い事やれよって話。ビデオ見てるとスキーヤーも(特に)ボーダーも腕をグルングンル回しながらバランス取ってます。
スノースクートは?はい、回せる腕もありません…。ハンドルを持つ事が前提なので。なので非常にスノースクートでバランスを取るという事は難しいのです。チャリの場合(バイクもね)。同じハンドルを持っていたとしても車輪があり回転している。だからそのジャイロ効果により、バランス操作が可能だがそれもない。だからホントにスノースクートって難しいモノだと思いますよ。
はい、次!
ビックマウンテンはパウダーだらけです。スノースクートはパウダーも滑れます。と言っていますが、かなり上手いライダーでもホントに深いパウダーを確実にこなすのは至難の業です。僕もよく札幌国際スキー場の裏コースでは埋まって踠いてます。ビックマウンテンでは生死に係わりますからね。「転んじゃったぁ。アハハハハ」とは行きません。アハハハハ。
これはどんな状況でも如何にボードで雪を掴めるかって事だと思います。
掴む為には掴む為の身体技術とスノースクート機材技術が必要です。ここで身体技術は個人の問題なので練習してくれって事で置いときます。問題は機材技術としてですよね。今現在のチープなボード活用技術では(少なくとも僕は)命を預けられません。普段は預けてますけど。これら機材ついては他でもイロイロ言ってるのでここでは割愛しときます。
まとめ(か?)
まぁ、スノースクートのダメだしばかりしましたが、ダメなところは素直に受け入れ理解して改善して行きましょうと言う事でした。続けて頑張ってさえいれば出来ない事も出来るようになりますよ。きっと。出来ないのは出来る前に止めちゃうからです。
だから、いつかスノースクートもビックマウンテンを滑りますよ。
Posted at 21:44 in /snowscoot | Permalink | WriteBacks (4) Edit