2006年 06月 29日

最大の前後荷重 #2

#1の続き。最大の後荷重ではフロントアップが起こり、とても不安定な状態になる。そこでフロントアップをしない状態について。

フロントアップしない最大の後荷重

横から見た手放しで前荷重
写真5

フロントアップが起きるのは、バランス軸がボードを固定する支点より外側(後方)になる為である。

外側には外力によって大きく撓ってしまうボードしかない。

故にフロントアップを起こさない最大の後荷重のバランス軸は、荷重してもボードが撓らない最大の後位置、RボードのR側固定位置を通る。

これが安定している最大の後荷重である。

前後の相違点

荷重移動でフロントアップはするが、リアアップはしない。

前後のボードで長さや硬さ、固定位置が大きく異なる。構造上、荷重移動の範囲も差がある。つまり、スノースクートは前後の各要素が(大きく)非対称なのである。

後荷重ではバランス軸がボードの固定されている外側に出るので、ボードが撓るが、前荷重では固定されている内側から出ないので、撓らせる力が加われないからである。

参考:#1 まとめ

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