2006年 02月 08日
ボードの撓りって見た事ある? #2
#1では、現在の剛性の高いボードと、昔の剛性の低いボードとでは、撓り具合で表情(特性)の豊かさが大きく変わっていますよ。って事とかなんとかを書いてみましたがその続きでござる。
R(リア)ボードを例に挙げて書きましたが、F(フロント)ボードでも同じです。しかし、Fボードが撓っているトコロを見たことがありますか?僕はないです。
手で押して撓らせるにはRボード以上に困難です。FボードはRボードに比べ短くBA(ボードアタッチメント)の前後間隔も狭く、掛かる応力も大きい為、BA取り付け部は(簡単に言うと)厚く硬く作られていて剛性が高いのです。この為、1枚のボードの中でその差が大きい為に応力は分散し切れず集中して、場合によってはボードが破損するという事もあります。残念!
では、どの様に撓っているのでしょう?僕は撓っているトコロを見たことはありませんが、撓らせる事は出来ます。マニュアルからバニーホップをして、スノースクートを入れ替えFボードで着地。ノーズマニュアルであれば全体重をFボードに乗せる事が出来ます。周りから見ると相当撓っていると聞きますが、前述したボードの作りである為に均一で綺麗な撓りは期待できません。
写真を撮ってもらったのですが、僕の技術が未熟な為、接地時間が短くFボードに乗り切って撓りが見えるタイミングのカットがありませんでした。コレは接地の瞬間でホトンド撓ってませんね。
とりあえず、ノーズマニュアルはこんな感じ。ってのと別エントリでノーズマニュアルの解説をするネタとして載せました。今度頑張って撮ってもらいます。先日あんそににビデオで撮ってもらったトコロ僕自体が失敗してダメダメでした。
で、最終的に何を言いたいのかと言いますとスノースクートのボードは構造的にバランスが悪いのです。それを補う為に取り付けもバランス悪くせざるをえないのです。だから、その皺寄せで無理が来るんですね。性能も限定されてしまう訳です。
バランスが悪いのを補うって事は、無駄を無駄で補うって事、全然エコではないです。ライディングも然り。
って事で、僕はこれらも無駄な部分を省きバランスの良いエコなスノースクートを提案し開発し続けたいと思います。
撓りに絡めてボードアタッチメントについて書こうと思いましたが、又後で。
Posted at 03:06 in /snowscoot | Permalink | WriteBacks (2) Edit