2006年 01月 17日
ダリングとビベリング
スキーやスノーボードにはダリングとビベリングと言うエッジ加工のチューンアップがあり、スノースクートも例外ではない。板モノ共通です。どちらも目的に合わせてエッジを削り調整する事では一緒。
共通なチューンアップ
正直、スキーやスノーボードと共通したチューンアップについては興味は無い。そちらに関しては、そちらの先輩方々が確立しているから。理解し真似をすればその通りになる事が解っている。僕的にはもっとベース的な事を求めるのが先かと思うのでノータッチ。知りたい方はググってください。
僕がワックスや滑走面加工に関して興味が無いのも同じ理由だったりする。コレはスノースクート特有な事は無いと思っている。スノーボードと一緒。既存のモノを利用して満足するより、自分で考えて作ったモノで満足する方が楽しい。僕はね。
目的に合わせる
チューンアップは何でも彼んでも、やれば良いってモンじゃない。目的を理解し、自分に何が必要なのかを見極めて行いましょう。加工すると後戻りできない事もあります。「後悔先に立たず」よく言ったモンです。
ダリング
不要なエッジの角を削り取ってしまう加工です。無駄な引っ掛かりをなくしたり、自身・他人を傷付ける可能性を低くする為に行うのが一般的。
ココで重要となってくるのがドコが不要なのか?って事。スノースクート独自の動きやボードの使い方を考えて、また、自分がどの様に使うかによって個人差です。
極端な例を挙げますと、レールやボックスをメインに行うライダーには滑走に重要な部分でも、引っ掛からないようにと、グラインダーで豪快に削ってしまう事もあります。スノースクートライダーにはいるのかな?
こんな事もあります。バースピンを失敗しFボードが回り切らなくて着地した場合でも、Fボードのノーズ側のエッジをダリングしていると、引っ掛からずすんなり戻ります。
ビベリング
エッジは縦と横の2面の角で雪を引っ掛けますが、一般にこれらの面は垂直と水平の面で90度の関係です。コレを削って調整する加工です。
コレには要素が2つあります。エッジの向きと角度です。詳しくはググってください。
ボードの回転をし易くしたり、エッジを噛み易くしたり、お好みに合わせて調整します。ダリングと一緒。
マニュアルに絞った加工
マニュアルは板モノとしてスノースクート(雪上自転車)特有のモノです(多分)。一般的に目的となる人が多いですが、更に発展したトリック(例えばローリングとかマニュアルターンとか)までの手段でもあります。
最近マニュアルバカ気味で気が付いた事があります。手段として行う場合、常に安定状態ではなく、流動的にテールの面からエッジの全体を使いコントロールします。「スノースクートでマニュアル」ではボード形状は関係ないと言っている部分もありますが、こうなるとコントロール性は形状に関係してきますね。
マニュアルのコントロールは前後左右ありますが、前後に対してはもう体の重心移動のみです。減速要素を減らす為にはテール先端はダリングするべきでしょう。
荷重が掛かって面で滑っている時は関係ありませんが、抜重したりマニュアル着地とかで瞬間的に影響がでます。
また、マニュアル状態でターンをしたり横方向へ移動する場合は、テールの僅かなエッジを利用する事になります。これを考えるとテールの先端のサイドはビベリングしてエッジの噛み易くすると良いと思います。しかし、その分通常のライディングに影響が出るかもしれないので調整が必要です。
重要な事は
何度も同じような事を言いますが、全ての人が同じ体格・目的・動きならば、ベストは一つです。しかし、誰一人同じ人はいません。チューンアップする前に自分を知りましょう。
Posted at 14:25 in /snowscoot | Permalink | WriteBacks (0) Edit